東京遠征

 

高知から、夜行バスを使って大都会東京へ

大都会だなんて、自分からしたらそこまで大きい言葉じゃなくて

地元が神奈川だから、わりかと近い存在、近い都会。人が多くて

見るもの売っているものが多くて、誘惑が多いところ。

 

 今回は、そんなこともなかった。旅をすれば、買いたいものが増えて、持って帰りたいお土産ができて、写真がたくさん思い出として残って、思ったことが記憶に刷り込まれて、なんてことになるんだろうと思っていた。

 

 今回は、東京にすらいけないかもしれないと思っていた。数日前に体調不良で仕事を休み、下痢からの胃腸の痛み、ああ、とてもつらい状況。頭痛と低血圧でふらふらな状態。なにもしたくないという気力の無さ。最近、というか胃腸が弱っていることが多くなった気がする。若い時よりも。今も若い方に分類される年代ではあるが、前半からしたら、おなかを壊すことはあっても、胃腸炎で苦しむことはほぼなかった。今年の抱負は健康そのもの。おじいさんだね。

 

 なんとか、東京に行って、高知に戻ってこれたけれど、帰りのバスはまずかった。ずっと腹痛。気付いたら力尽きて寝ていた。寝ることは忘れること。最大の麻酔薬だった。でも、起きたらなんだか変な感じ。早く帰りたいとしか思っていなかった。もっと万全な状態で遊びたい。

 印象派



印象派というのは最近とても勉強している。勉強といっても、本を読むのではなく、人の話を聞きまくるスタイルで。だから覚えていないところとか、細かい部分までは記憶にとどまらず、流してしまっている。もう一度聞きなおしていきたい。忘れてもいいから、好きなものを好きと言えるように。皮肉から始まった印象派。でも、実際に絵を見ると、どこか印象なんだろう。しっかりとした美しい描写がされている絵には感動した。なによりも光の表現、太陽光の反射など、印象ではない、写実的な雰囲気が伝わってくる。と思った。これより前の年代に描かれた絵画は、どれだけかっちりした絵画になるのだろうとまた、知りたいと思えたのは収穫である。

 ゴッホアライブ

 

 とても悲しくなった。

なんでだろう。周りの人はみな映像と音楽でぐるぐる見渡し黙っている。

私はとても、苦しくなった。空間的に?一人でいるから?体調万全でないから?

原因はわからないが、とりあえず、すぐにでてしまった。ゴッホは、自分にとって影響を受けるほど、人間というか、なにものかであるのかもしれない。本当によくわからない。

水木しげる

 以前開催された横浜SOGOの展示よりも圧倒的に人が多くて驚き。

ゲゲゲの鬼太郎の映画の影響だろうか。水木しげるさんの絵のタッチ、背景の細かさが私は好きで、驚いた部分。戦争の漫画が展示されていたことを思い出す。今回は妖怪を前面に出した展示だったので、たぶん、色々な人に見やすいのかもしれない。あんなに妖怪好きがいるとは驚いた。